マグネシウムケーブルをご使用いただいているお客様よりコメントをいただきましたのでご紹介いたします。
京都府 T・K様
(お客様コメント)
ティグロン・マグネシウムケーブル導入の感想をまとめてみたいと思います。
実際にアンプ、CDプレーヤーに使用し、一言でまとめるなら電源、RCA共、非常にナチュラルなケーブルです。
色づけは限りなく「無」に近く、機器本来の持つポテンシャルと音質をストレートに再現してくれます。
特に背景ノイズの激減には目をみはるものがあります。
「無」の空間からCDに収められた音を一切漏らさず再現し、きっちりと空間の中に分離、定位します。
普通なら音痩せしそうな印象ですが、力感とスピード感は増した感じがします。
そして何よりも驚くのは、声にしても楽器にしても、より生々しく再現されることです。
ボーカリストの微妙なニュアンス、感情表現、声の消え際などに注目して聴いていると、いつのまにかゆったりとした気持ちで音楽に浸ってしまいます。
音と音楽に、魔力を与えるケーブルだと断言しても過言ではありません。
とりあえずの1本と聞かれれば、迷わずAC電源ケーブルのハイグレードです。
アンプはもちろん、筐体のガッチリしたハイグレードなCDPにも絶大な効果を発揮すると思います。
スタンダードのAC電源ケーブルは、見た目のチープさ(笑)とケーブルの細さで、
使用機器をCDPに限定してしまうと思います。定格電流10Aですので、もちろんプリメインアンプでも使えますが…。
NT4000(※1)にはこのチープさが良く似合い、音も高SNと高解像度で十分満足できるレベルに達しています。
スタンダードであきらかに今までのケーブルとは次元が違います。
しかし、どこかにマグネシウムケーブルを使って不満があった方は、すぐに元のケーブルに戻した方が良いでしょう。
ケーブルよる色付けをした状態で既にシステム全体の音色を出し切っていると思います。その音色を壊してまで、他のケーブルにこだわる必要はないですから。
マグネシウムケーブルで感動し、予算に余裕のある方は、ぜひアンプとCDPの両方にハイグレードを使ってください。自分のように余計な回り道をしなくて済みますから(笑)
実は数日前に、CDPのAC電源ケーブルをハイグレードに替えました。
ケーブルを売却した資金で買ってしまいました。
どうしてもハイグレードに交換した音を聴きたいという欲望を抑えられませんでした(泣)
交換後はNT4000のポテンシャルを出し切っているような、圧巻、いや達観した感じです。陳腐な言葉では表現したくないような感動があります。
スタンダードでは、まだ表現出来ていない部分があったことに気づきました。
でも、これが本来の音なのかどうかわかりませんが、スタンダードよりは若干おとなしくなったようです。
言うならば、酸いも甘いも噛み分けられる大人になったような感覚です。
この感覚を耳にすると、スタンダードはナチュラルな若さだった事がわかります。
でも、この若さも捨てがたいものがあります。
自分でも予想以上の長文となりましたが、ティグロンのマグネシウムケーブルを導入した率直な感想をまとめてみました。
導入して1ヶ月も過ぎていないので、まだまだエージングでの変化もあり、完成されてはいないでしょう。
この長文が、マグネシウムケーブルの導入を考えられておられる方に、
少しでも参考になれば幸いです。ありがとうございました。
(※1)管球式CDプレーヤー AH! NT4000 電源インレット加工済