Tiglon News

ケーブル試聴感想 (4)

お知らせ
2009/09/25

 マグネシウムスピーカーケーブルの試聴感想をいただきましたので紹介いたします。

京都府 T・K様


(お客様コメント)


ティグロン・マグネシウムスピーカーケーブルの感想を送ります。


 


CDプレーヤー、プリメインアンプの電源ケーブルをティグロンMGL-1000A(ハイグレード)に、RCAケーブルをMGL-1000Rに交換して約1ヶ月、視聴時間も100時間近くになりました。
9割以上が女性ジャズボーカルを中心に聞いての感想ですが、特に声のなめらかさが際立ってきました。
背景ノイズの激減により、各楽器の分離、定位がより明確になり、その中央で歌う彼女たちの声には生気が宿っています。
左右の広がりはもちろん、エージングが進むにつれ奥行きもより深くなり、歌声がホログラムのように浮かび上がる様は快感です。
ケーブルによる色づけがなく、あくまでもナチュラルにCDの音を委細漏らさず再生する。
これがマグネシュウムケーブルの本質だと感じました。


 


後日、スピーカーケーブルもマグネシウムケーブルに交換してみました。
今のケーブルでボーカルの色気や生々しさ、楽器のリアル感には十分満足していましたが、あまりにも雑誌での評価が高かったのと、その価格の手頃さが災いしました(笑)。
それと、全てのケーブルをマグネシウムケーブルに交換しての出音も聴いてみたかったので


 


スピーカーケーブル交換して数時間電源ケーブルやRCAケーブルをすでに交換し、マグネシウムケーブルの魅力ある音に機器と耳が染まっていたからかもしれませんが、正直、電源ケーブルを替えた時のような驚きはなかったです。
最初にスピーカーケーブルを交換していれば、もっと驚きと感動が味わえたかも
それでも、背景ノイズがより「無音」に近くなり、静けさの中に広がる奥行き感のある空間表現は確実に増しています。

ただ、魅力的に思えた女性ボーカルの色気が少し無くなった気がします。
これだけナチュラルな出音になると、交換前のスピーカーケーブルで色が乗っていたのがよくわかります。


 


ここで一度、機器やスピーカーのセッティングを考え直してみました。
インシュレーターや敷物、張り物をふくめ、マグネシウムケーブル導入前のままなのに気付き、エージングを進めながら、あれこれ模索、セッティングを詰めていきました。
スピーカーケーブルを替えてから60時間程経過した頃でしょうか、急激に音が変化しました。
中低域がより厚味を増し、ボーカルの声が以前より生々しく、歌い手が表現する色気があきらかに増しています。声や楽器が生を超えたかもと錯覚するくらいの変化です。
しかし以前の色気とは違う色気で、ケーブルで色づけしたのではなく、
CDに入っているボーカリスト本来が表現する色気を再生しています。これには驚きました。
ケーブルで色づけしないナチュラルな出音だと、演奏者本来の姿が見えた気がします。
使用の機器等は、ハイエンドクラスではなく、価格的にはミドルクラス以下だと思います。
それでも、ケーブル交換だけでここまで変わるのかという驚きは筆舌しがたいものがあります。


 


それ以降、家にあるCDを聴き直す毎日です。
極端な話、ボーカリストの声質が今まで聴いていた声とは微妙に違った事もありました。
CDに埋もれていた音や表現、本質が、まざまざと目の前に現れます。
一度聴いてダメ出ししたCDも価値観が変わるほどの変化です。
それとマグネシュウムケーブルに替えてからのもうひとつの収穫は、50年代のモノラル録音、80年代の女性ポップスも、アナログ再生で聴いていた頃の音、記憶していた音が甦りました。
背景ノイズがなく、中低域の力感やボーカルのクリーンでナチュラルな音や表現は、ある意味、アナログを超えているかもしれません。


 


まだマグネシウムケーブルは新素材で、未知数の部分もあると思います。
人それぞれの評価も、どの部分で最初に導入するかでも違うはずです。
ひとつアドバイスめいた事が言えるとすれば、やはりアンプの電源ケーブルを最初に、出来ることならハイグレードをおすすめします。
価格的にはスピーカーケーブルや電源ケーブルのスタンダードに比べ、覚悟のいる(笑)、失敗の許されない価格かもしれません。
しかし覚悟して購入した分、長くつきあえるケーブルだと思います。
アンプが持っている本来のポテンシャルを余すことなく発揮し、ナチュラルに変化してくれます。
背景ノイズの激減による空間表現と分離、生々しさには驚かれると思います。
CDPには聴く音楽により、スタンダードかハイグレードか分かれます。
経験上、音にスピード感を求めるならスタンダードかなと思います。
ハイグレードは音に深みが増します。その分、ゆったりと音楽に浸れます。
空間表現と音の実在感では、やはりスタンダードと比べると価格以上のものがあります。
ラインとスピーカーケーブルは、好みの音を出す方向で選んでもいいのではと感じました。
電源ケーブルとスピーカーケーブルをマグネシウムケーブルに交換、色づけするならラインケーブルで変化をつけるのが、一番わかりやすいかなと。
後は全てをマグネシウムに替えると、上記のように今までとは違う価値観が見えてくると思います。


 


またまた長文となってしまいましたが、少しでもマグネシウムケーブル導入を考えておられる方の参考になれば幸いです。
自分としては、覚悟して(笑)導入、その魅力にとりつかれ一気に交換してしまいましたが、機器を替えても末永く使えるケーブルだと感じました。
ありがとうございました。



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