Tiglon News

ケーブルの試聴感想

お知らせ
2012/07/02

 ケーブルの試聴感想をいただきましたので紹介いたします。

福岡県在住 Hさん


(お客さまの感想)


MGL-DB1試聴記


 


MGL-DB1をCDトランスポーターとDAコンバーター間のワードシンク端子に繋ぐ。


このMGL-DB1、実は前身はMGL-D1であった。


 


最近私が導入した、ES社のCDトランスポーターとDAコンバーターは、接続にXLRケーブル2本を使用する。


よって、それまで使用していた、MGL-D1の活躍の場が無くなった。


その絶大な性能にほれ込んでいた私は、売却するには忍びなく、何とか生かすことは出来ないかと思案したところ、BNCプラグが付いていればワードシンクの接続に使用できることに気づいた。


そこで、交換が出来るか否か、ティグロン社の沖野様に相談したところ、二つ返事で「OK」との回答。


直ぐに送ったところ、発送からわずか5日間で、ピカピカのBNC端子が取り付けられた、MGL-DB1が到着した。


ティグロン社の、迅速な対応に感激。


 


MGL-DB1を取り付けた。


これで、私のシステムの、アナログ・デジタル信号伝送ケーブルは、すべてティグロンとなった。


愛聴盤を聴く…。


線材は、以前使用していたMGL-D1のものであるからエージング済みと思うが、冷静に3日ほど聴く。


 


ケーブルが消えた


 


が、端的な感想。


それまで、取りあえず付けていたA社のBNCケーブルは、明らかにこのケーブルのキャラを感じる、『音のきつさ』を感じていた。


クロックを同期させると、明らかにフォーカスがピシッとなり、好みであったが、この音の傾向は…。


耐えられないので、最近は外していた。


 


そして、MGL-DB1を入れる。


そこには、ティグロンワールドが展開される。


 


他社の、ケーブルを入れると、「この音は、このケーブルが出している。これを入れると、こんな音になるな」


と、音楽ではなく、音に特徴が出てしまう。


 


しかし、ティグロン・ケーブル


私なりのネーミングとしては


   「ケーブル・レス・ケーブル」


つまり、ケーブルの存在を感じさせないケーブルである。


 


ティグロン・ケーブルの醸し出す特徴は、音のキャラクターではなく


   ソフトに入っている、音楽つまりは、スタジオ録音であれ、コンサートホールであれ


   その時々の楽器の音色、ミュージシャンの熱演風景、その場のライブ感を再現し


   レコーディング・エンジニアが録音したそのままを再現できるケーブル


だと思う。


 強い音は強く、弱い音は弱く、高い音は高く、低音は低く


である。


 もちろん、


     ずばぬけた透明感、卓越したS/N比等


は、当然確保されいることは言うに及ばない。


 オーディオマニアが、真に要求するケーブルの特性ではないだろうか。


どのような価格帯の製品にでも安心して使用することができ、決してその性能は裏切らないと思う。


 


しかし、逆に言えば、常にどんなソフトでも、シンバル「シャンシャン」、バスドラ「ドスン、ドスン」一部を強調したい音を望むリスナー向きではないと思う。


 


私が思う、オーディオの醍醐味というのは、原音再生というよりも、


 ソフトの忠実再生


では無いかと思う。


それが故、SACDや高音質CDが発売され、リスナーもそれらを所望している。


オーディオ各社も、いかに漏れなくオーディオ信号を拾い上げ、忠実に再生できる機器の製造に技術力を傾注していると思う。


それに対し、ケーブルで独特なキャラを入れてしまうのは、如何なものかと感じてしまう。


そして、理解できないほどの、高価格をつけて…。


素材、開発費、その他諸々、費用がかさむことは分かるが。


このままでは、オーディオの将来は暗い…。


しかし、オーディオは趣味の世界であるので、どのよう音を聴こうが、大金をかけようがそれは個人の自由であるが…。


 


私は熱意を持ち、ユーザーのために企業努力をして適正な価格で販売し、旺盛な音質追求の姿勢により、期待以上の製品を開発提供してくれている「ティグロン」を応援し、期待をしている。


 


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