Tiglon News

ケーブル試聴感想 (10)

お知らせ
2010/05/09

 

 RCAケーブルMS-12Rの感想をいただきましたので紹介いたします。

東京都在住 Mさん


(お客さまの感想)
「超高域の覚醒」


不況と並行するかのようにオーディオに興味が無くなりかけていた今年、今まで集めてきた高級ケーブルを処分しようと考えた。まず最初の候補はS社のインターコネクト(1.0m 48万円)。現在使用中のP社のインターコネクト(1.5m 64万円)と久々に比較。元々奥行き感の広がりを得意とするP社に比べ重厚感はあるが物足りないので処分決定。超有名店での買い取り価格は唖然とするぐらい安いのだが中古販売価格は3倍近くになっていた。


現在使用しているのはP社ばかり。昔のケーブル狂乱期に揃えたままだ。スピーカーのバイワイヤ用に低域(3m 320万円)、高域(3m 94万円)。このスピーカーケーブルはインターコネクトと同じメーカーにする為、他社と比較せずに購入した。


また当方プロジェクターのスクリーンがある為、大型スピーカーが置けず縦長のタイプを色々愛用してきた。だが、一つだけ変えられない物があった。それはGEMのTS-208スーパーツイーターだ。これがないと聞く気がおきないほど心地良い安らぎを与えてくれる逸品。
話は戻ってケーブル処分中に電磁波対策のケーブルで評判の良いものが最近発売されたと聞き詳しいパンフレットを送ってもらうよう販売店に依頼した。電磁波といえば携帯を中心として自然界に存在しない周波数の電磁波があふれ問題視されつつある。とくに北欧の国では昔から送電線の近くには保育園などの施設を作る事を禁じているほどだ。当然 音に関与しないはずはない。すぐにパンフレットが送られてきた。そこに載っていたのは地味なデザインの安価な(失礼!)ケーブルだった。さすがに今のケーブルから取り換えるにはあまりにも安すぎるし・・地味だし・・だった。


しばらくしてティグロンの安い方のインターコネクトMS-12Rを試聴。安易な気持ちで繋ぎ換えて(通常はバーンインして比較する)ボリュームをあげた。
「な!な!なんだ!」あまりの変化に仰天し接続が間違ったのかとチェックしたくらいだった。
「いったい何が・・・」たしかにP社のような奥行きのある(やや不透明だが幻想的な空間)とは真っ向から反する音像感(余分な付帯音が無いが響きは明確にある)なのだ。この種の表現をするケーブルは今まで聞いた事もなく噂すら知らない。未知の感覚だった。


そして冷静になってからもう一度P社に戻す。するとP社の音に戻る。再びティグロンにする。再び明確な音になる・・・
人間の脳は一度明確な音を聴くとインプットされ不明瞭な音を付加されても聴き取れるはずだが、この2本は音場感を絶対譲ろうとしないくらい変わるのだ。


そしてここからが重要なのだが最も変化を示したのは超高域から可聴外域を受け持つスーパーツイーターのGEMだったのである。
オーディオ愛好者のホームページに電磁波などを遮断する為、遮断用に売られているシートや鉛を貼り付けて効果を発表している方々がいるが、その多くは「静かになった」「無味乾燥」「味付けが薄くつまらなくなった」等が多い。しかしそれは味付けをしていたノイズ成分が減少した為ではないだろうか。そしてここで考えなくてはいけないのは超高域~可聴外音域の再生装置ではないだろうか。先ほど当方宅にて電磁波シールドによる効果と思われる余分な付帯音の無い音と余韻、心の安らぐ音場と究極の心地良さ。そしてそれを浮き立たせていたのは超高域を担当していたGEMだったからだ。


可聴外域の再生は人間の脳の活性及びストレスの解消につながるとの論文も存在する。つまり電磁波シールド効果は超高域(可聴外)との関連性があり、これを補完する為にはスーパーツイーターが必須となり相乗効果が期待され、実際にその一端を垣間見たのだ。
再び話は戻るがティグロンでは所有しているケーブルにマグネシウムシールドを手巻きで巻き付けてくれるサービスもあるので高価なケーブルの所有者にはこの方法が一番だと思う。手っ取り早く効果が欲しいのであれば完成品を買うのが一番だろう。

この経験から可聴外音域の人間へのプラス効果を探るべく、さらなる検証へと続く・・


(TIGLON インターコネクト MS-12R)

 

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